高山市清見町にある小さな手作り家具工房"木童工房(もくどうこうぼう)"の日々の出来事をつづっています。


毎年二十四日市は天気が荒れるのですが、今年は寒いけれど一日中まあまあの天気でした。
わたしは有道杓子(うどうしゃくし)やバンドリ、しょうけといった、手作りの生活用品が好きで真っ先に売り場に向かいました。

▼しょうけ


今年も自然素材と手技がたっぷり盛り込まれた生活用具の数々を見ることが出来ました。
木童工房の家具もおおまかな加工としては機械を使いますが最終過程は鉋やノミで形を作ってゆきます。
手をフルに使って作り上げる品には作り手の技のみならず全ての思考や信条、生活理念が盛り込まれて微妙な雰囲気を醸し出すのだと思います。
▼バンドリ


調律をするとき"オンサ"を使いますが、人がものを購入しようと決断するときはやはり作り手の内に秘めた人間性すべてが奏でる音?に買い手が反応して買われていくのだと思います。
今日23日はまるで本格的な春が来たような、暖かい暖かい一日でした。
不思議なことに大寒の最中でも、明るい空の色が広がっていると心が思いっきり解き放されるのです。
妙にうきうきして気の重い銀行さんへの書類の提出も気分良く済ませることが出来ました。
最近ラジオを聴いています。
今晩9時半頃、NHKラジオを聴いていると映画「シェルブールの雨傘」のサウンドトラック版のテーマ曲が流れてきました。映画を観たのは東京で、私は女子大の一年生でした。
曲が流れてきたのと同時に、あの頃の東京の街が目の前にパーッと広がってきて、曲の終わるまで雨の夜の東京の街を歩いている自分の姿が目に浮かんでいました。
曲が終わるととても切なくなって気持ちが沈みました。若さが永遠に続くと錯覚していたあのころ、今はもう還暦を迎えました。

木童工房Blog当番 多久美
木童工房Blog当番 恭子です。
小さいのですが、わたくし1月に個展をさせていただくこととなりました!

「女性アーティスト展vol.2」
1月16日(金) - 1月29日(木)
名古屋市男女平等参画推進センターつながれっとNAGOYA
平日:9:00〜19:00
日曜日:9:00〜17:00
〒460-0012 名古屋市中区千代田五丁目18-24
地図はこちら
木童工房Blog当番 恭子
今朝は寒さが緩んでいました。
十三日に退院した母を温泉に連れて行きました。荘川にある「桜花の湯」です。
ここは介護用の風呂が大浴場とは別に2室あります。他の人に気を遣うことも無くゆったりと湯につかることができるので、不自由な体の母は存分に温泉を楽しむことが出来るのです。


清見町から荘川へ行くまでに小鳥峠、軽岡峠、松ノ木峠という大きな峠を3ヶ所を通り抜けなければなりません。
特に松ノ木峠は海抜が1,085メートルもあります。
50年前くらいに父のいとこが教師をしていて、荘川の学校に赴任したそうです。
今と違い交通の便、道も険しく。だからひとつひとつの峠を越えていく度に心細さが増すばかりで、一番険しい松の木峠に着く頃には精も根も尽き果て、ついには高山へ戻ろうというような気になる人もいたそうです。
松ノ木峠は、別名"辞職峠"ともいう…。そんな話をしてくれたことがありました。
荘川町には、内地で冬期間一番冷え込むという六厩(むまや)という地域があり、前日マイナス19.9℃にも下がりました。ですから六厩から車で20分ほど離れていても清見は大変寒いのです。
木童工房Blog当番 多久美
木童工房株式会社では、現在職人を募集しております。
詳しくは、ハローワークの求人票を御覧ください。
「ハローワーク」
http://www.hellowork.go.jp/
----平成21年2月12日追記----
木童工房株式会社の求人は募集を終了いたしました。
約1ヶ月間の入院をしていた、91歳の母が退院しました。
肺炎でしたが、予防接種は受けさせていました。
どうも菌の型が違っていたらしいです。
入院でぼーっとした顔つきに変わってしまった母。
家に戻って好きなおなずを作って昼食、夕食と食べさせた後。
母の顔の表情が豊かになったのに驚きました。
生活するのに大切な物は衣、食、住の順番と言われていますが、
私は食、衣、住だと思っています。
"住"はやむを得ない理由はあると思いますが、段ボール箱を積み重ねて
家として住んでいる人も居ます。
段ボール箱の家の中では一斗缶がテーブルになっているのかもしれません。
そういえば私達の子どもの頃は木のりんごの箱に紙を張って机にしていた
思い出があります。
家具屋の私どもとしては、百年に一度と言う不況の中で
どのような家具を作っていけばいいのか…悩みはますます深くなるばかりです。

木童工房blog当番 多久美
元旦から晴天続きで、今年の冬は過ごしやすいと喜んでいましたが10日、11日、12日と雪降りです。
正月から出かけることも無かったので11日、三重県のジャズドリーム長島へ雑貨店を見る目的で行ってきました。
ここの駐車場は広大な面積にも関わらずほぼ満車状態でした。
それと、不況と言われている割には高そうな車がずらりと並んでいて、何か現実と虚構の世界が交錯しているような感じを受けました。
建物には人があふれていましたが、意外にも買い物袋を提げている人が少ないのです。
私達は二つの雑貨店を見ました。
"これ"という品物は無くて、びっくりしたのは木童工房で昨年の9月製作した木製のカッティングボードとよく似た形のリンゴ、ゾウ、ブタのプラスチック製のカッティングボードが売られていたことです。
世の中には同じような発想をする人がいるのだと自分の平凡さを確認しました。
帰路、各務ケ原のイーオンに寄りインテリア用品を見て回りました。
ここは今まで2度訪れていますが一店、一店販売に対する努力が見えて私は好感を持っています。
比べてみればジャズドリーム長島より魅力的だと思いました。
2つの大規模ショッピングモールを見て、共通しているのは、セール中にも関わらず来客が物を買わないことです。
私も買いたいものが無く、結局ニワトリの絵のついた楕円形の中皿を一枚と、クッションカバーを2枚買っただけです。両方で合計1,300円程でした。
物の無い時代は遠い過去になりました。今は家のなかに物があふれています。
生活の中での必需品は全て揃っている中で、好景気ならざ知らず不況の今、直接的に生命維持には関係のない雑貨や家具を余分に買わなくっても何の問題も無いのです。
初詣にも行きましたが、少しのお賽銭で我が身の安泰を祈ってみても少しも前には進んでいきません。
私達が事業を続けていく為には自分の年齢だけ積み重ねてきた経験と、日常の生活の中で親族もふくめて関わってきた人の行動を統計的に引っ張りだしてきて、身近に置いて幸福感を得られるものを、また手にいれる喜びを持てるもの…そういうものを作りだしていくしか道はないと思いました。

木童工房blog当番 多久美



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