高山市清見町にある小さな手作り家具工房"木童工房(もくどうこうぼう)"の日々の出来事をつづっています。
高山市の市長選が大詰めを迎えています。
小京都と呼ばれる高山市は、本家本元の京都と見まごうごとく外国人の観光客が増えています。
小さな町ですが、世界の中で観光地として注目されている町の一つである事は間違いないでしょう。
小さくてもネームバリューの高い町、高山市の抱えている有形、無形の魅力のすごさを感じています。
特に家具作りのレベルの高さはトップクラスに入ると思います。
奈良時代から現代まで、建築や家具作りという素晴らしい地場産業は胸を張って、世界にアピールしても良いと思います。
今度市長さんになられる方には、飛騨の匠の技と木工という地場産業を深く理解して下さる方を期待しています。
ブログ当番:たくみ

神代ケヤキを天板に用い、脚は現代のケヤキを加工してダイニングテーブを作っています。
木童工房33年間のなかでもこのようなすごいテーブルの製作は初めてです。
天板の幅は2060mm、奥行きは1220mm、厚みは70mm。

三千年間地中に埋まっていた神代ケヤキの表面は、荒れに荒れ、歪みに歪んでいました。
それを重い鉄の棒を2ヶ所に当て、反りを矯正し、その後ひたすら鉋(かんな)をかけ、できるだけ表面を平らに削っています。

天板に鉋をかける関西春樹の姿は、鬼気迫るものがあります。
きっと関西は全身全霊を込め、神代ケヤキと対話し、向き合っているのでしょう。
鉋をかけ始めた初日は体重が1kg減りました。真っ黒だった天板は、徐々にモスグリーンの美しい色を現し始め、それはまるで中国の玉(ぎょく)のようです。天板に釣り合うように堂々とした板脚を付けました。使い捨ての家具が氾濫する中、一対一の真剣勝負ができるこのような仕事を頂いて職人冥利につきると思います。

ブログ当番:たくみ

6月6日、長野県駒ケ根市で開催された「くらふてぃあ杜の市」へ行ってきました。
初めて行ってきた「くらふてぃあ杜の市」ですが、400店以上のお店がでていて、見応えがありました。
会場は"菅の台"と"駒ヶ池"の二ヶ所に別れていました。

▲駒ヶ池会場の様子

▲こちらは購入した「マメロボ」のストラップ。
kusukusuさんという方が作っておられます。
帰りに光前寺に寄り道してきたのですが、本堂の梁の飾りに今まで気づかなかったものを発見!
龍の胴を模した梁を、鬼が肩で支えています! カッコイイ!!

ブログ当番:きょうこ
お正月、5日から7日まで上京して営業にまわりました。
宿は浅草のビジネスホテル。
東京は快晴でしたが、やはり夜は寒く、その中で多くのホームレスの人々がダンボールの中で眠っていました。その中にも風体の良い人々もまじっていてあきらかに最近職を失ったのだろうと思われました。
今春もゴーフレットスツールがデパートのカタログに取り上げていただけることが決まったと問屋さんが話されました。ありがたいことです。
JRの日暮里駅の近くに谷中銀座という商店街があって大変な賑わいをみせておりました。小さな通りの両側を日常生活に欠かすことのできない品物を商う商店がぎっしり並んでいました。
お惣菜屋さんが多くて高齢者の人達が少しずつ買い物をするのにはいたれりつくせりの品ぞろえです。
表参道や目黒通りの大変垢抜けたお店を見ましたが、谷中銀座に行き交う人々の瞳の輝きは格別に素晴らしかったです。
おおかたの人がおかずを50〜100g位で買う生活をしているのでしょう。
谷中銀座で買ったかりんとうは黒砂糖がたっぷり絡まって美味しく、92歳の母も堅さをものともせず夢中で食べていました。
もう一度日本人の今の生活の中身をさぐりあてて、必要とされる家具を作っていく…それが木童工房の今年からの課題だと痛感しました。
▼谷中銀座のホームページ 地図はこちら
http://www.yanakaginza.com/home.html
ブログ当番:たくみ

高山陣屋に年の瀬市がたちました。
高山の年の瀬は、このお正月のお飾りを買うことによって盛り上がります。
お正月のお飾りの市に来ると「ああ、もう年の終わりなんだな」と感じて、また年越しのわくわく感が胸に湧いて来ます。


▲藁で作ったお飾りはとっても香ばしい良い香りがします。


▲色とりどりの花餅も売ってます。

▲高山の新春はお墓にも、この綺麗な花束は仏花です。新年を迎える前にお墓参りをするのは高山の習慣のひとつです。
ブログ当番:きょうこ

冬がやって来ました。
金・土と朝はまず、工房の雪かき。
初陣とあって、結構えらかったですね。
空気が冷たいせいでしょうか?積った雪を切ると、青く見えました。市内の方ではそうは見えなかったし、雪も重い雪な気がして、所変わればって感じでした。
雪国の人は雪の大変さを知っているので、少ない方が良いって思ってる人が大半だろうけど、僕は雪が降らない冬は物足りないし、ギーンと冷たい冬の空気を吸うのも好きです。
四季の変化をしっかり感じられる所で暮らせる事は、幸せなこと♪
この環境を創作の材料にしなければ。
四季だけじゃなく、人もものも変化する事が自然で、いろいろな変化を感じ、恐れず、もっと柔軟に対応できるようになりたいものです。
今日は雪、積もってるかな?

日曜日、社長が、勉強のためにと、ちょっと遠いのですが、京都の百万遍知恩寺の手づくり市に連れていってくれました。
毎月15日に開かれる、出展者の手作りしたもの限定の市なのですが、日曜日とあってか、物凄い人の入り!
売り手も買い手も活気があって、いるだけでこっちまで、元気になってきます。
売っているものは、食べ物から雑貨まで、凄くつくり込んでるものや、ユニークなものなど多種多様にあり、それぞれ自分のつくっているものはこれです、というような自信をもって表現されてる感じが伝わってきました。
また、人間国宝の黒田辰秋氏の家具が見れるという事で、「進々堂」「鍵善良房」にも行かせてもらいました。どちらもその存在感に圧倒されるものでした。「鍵善良房」の大きな棚は重厚そのもの、「進々堂」のテーブル・ベンチは使い込まれた趣が更にその存在感にプラスされ、家具はこんな風に表情を変えて、家具もまた人と同じく時代を生きているんだなと思わせるものでした。
手づくり市も黒田辰秋氏の家具も、自分を表現していることは同じ事。どちらにも見習うべきことが沢山ありました。
クスブっていられません。日曜日に見てきたエネルギーのようなものを、今からの仕事に、新製品の開発に、活かしていけたらと思います。
blog担当:ヤマ

先週の話になってしまいますが、美濃のあかりアート展に行ってきました。
友人が出展するということで、はじめて行ったのですが、小学生から一般まで幅広く出展されていてまずその量に驚きました。
子供の作品は色鮮やかなものや、動物や自然など動きがあるものを切り取って形にしたものが多かったように思え、我が故郷のネブタに何となく雰囲気が似てるのかな?と感じました。
一般の方は、イメージを形にしたものが多く、それこそアートという感じがしました。
も少し、実用的なものがあるのかな?と思っていましたが。
イメージしたものを形にするのは、難しいことだし、木以外の素材の事を知らなすぎる事に(木の事もまだまだですが…)軽くショックをうけました。
和紙一つにしたって詳しいことはわかりません。
幅広い知識と柔軟な考えを養っていかなきゃなー、自分。
木でつくるにしてもその知識がより良い生活の道具を産み出す事に繋がるはず。
もっと色々ものを見て感じなくてはいけないなぁと思いました。


毎年二十四日市は天気が荒れるのですが、今年は寒いけれど一日中まあまあの天気でした。
わたしは有道杓子(うどうしゃくし)やバンドリ、しょうけといった、手作りの生活用品が好きで真っ先に売り場に向かいました。

▼しょうけ


今年も自然素材と手技がたっぷり盛り込まれた生活用具の数々を見ることが出来ました。
木童工房の家具もおおまかな加工としては機械を使いますが最終過程は鉋やノミで形を作ってゆきます。
手をフルに使って作り上げる品には作り手の技のみならず全ての思考や信条、生活理念が盛り込まれて微妙な雰囲気を醸し出すのだと思います。
▼バンドリ


調律をするとき"オンサ"を使いますが、人がものを購入しようと決断するときはやはり作り手の内に秘めた人間性すべてが奏でる音?に買い手が反応して買われていくのだと思います。
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